はじめに
オスグッドの特徴とその症状
オスグッド・シュラッター病とは?
オスグッド病は成長期に発症する膝の痛みの一種です。
太ももの筋肉(大腿四頭筋)の過緊張が、膝下の軟骨を引っ張ることによって起こります。
オスグッドの特徴は、以下の通りです。
1. 小学校高学年から15歳の子ども・若者に発症
2. 痛む場所は片側の膝下(脛骨粗面)
3. 痛みは運動中や運動後に悪化(安静時は軽度)
4. 症状が数か月から半年、長ければ数年続く
「成長期が終われば自然に治る」と言われていますが、単純な成長痛と混同することで適切な治療が遅れ、長期化するケースが少なくありません。
痛みをかばう動作が続いた末の自然治癒は、子供たちの身体の成長や情操に少なくない影響を残すことが心配されます。
オスグッドの症状は、以下のものが挙げられます。
◉ 走る、踏ん張る等の運動痛
◉ 階段の上り下りや正座,屈伸がつらい、できない
オスグッドの原因
「なぜ片側の筋肉だけが硬くなるのか?」
一般的なオスグッド治療とその課題
オスグッドの一般的な治療は以下になります。
・ レントゲン診断
・ 安静や運動の中止
・ 鎮痛剤 の処方
・ ストレッチや筋トレの指導
・ 長期化した場合の装具療法
・ 悪化した場合の手術
・ マッサージ、電気治療
これらの治療法は、症状を一時的に緩和することはできますが、以下のような課題があります。
1. 成長痛と混同されていることが多い
2. 片側の太もも(大腿四頭筋)だけが過緊張する根本的な原因が見過ごされがち
3. 寛解と再発を繰り返し、長期化するリスク
当院のオスグッド施術
【即効性と安全性の両立】
1. 大腿四頭筋の緊張を緩和し、股関節の制限を解消
2. 片側大腿四頭筋の過緊張を引き起こす身体の歪み,アンバランスを修正
3. 必要に応じて、胸腰椎移行部の捻じれを解消し、上下半身の連動性を回復
4. 自己ケア体操で施術後の改善の維持と再発防止を図る
効果は初回施術からわかりやすく現れますので、回復への道筋はスグに実感していただけると思います。
施術に用いる『ゆらし療法』は、柔らかく身体にやさしい、即効性のある手技療法です。欧米の医療機関でも採用されており、その効果は整形外科的疾患に加えて、内科的な不調にも効果が認められています。
親御様、指導者の方へのお願い
オスグッド病の他にも、セーバー病やジャンパー膝,肉離れ,シンスプリント,足底腱膜炎など、成長期の痛みや違和感は早めの対応が重要です。
2~3日以上続く痛みがある場合は、小さな痛みでも放置せずにご相談ください。
・剥離骨折や骨格の歪みを引き起こす
・怪我しやすい身体やパフォーマンスの低下に繋がる
・情緒や健康への悪影響
・集中力の低下
・アレルギー症状の悪化
大切な発育時期に最適な治療を受けることで、日常生活やスポーツをより安心して楽しめる身体づくりを目指しましょう。
当院では、「2~3回の施術でスポーツ復帰」を目標に、丁寧な施術を提供いたします。